2011年7月13日
先日、東京のある先進的な歯科医院の事務長のお話しを聞く機会がありました。
これからの、歯科経営には、営業力、先進力が必要だと言います。
今後の歯科医院経営は、この先、自然な成長が見込めない環境が続くことから、必然的に営業力、先進力が必要となってきます。
営業力という意味で、歯科における受付スタッフはもう一人の院長です。患者さんにとって会計時の対応や、予約の際の電話応対が敏速かつスムーズに行われることが、とても重要であり、その後の歯科医院のイメージにつながります。営業戦略としては、近隣の他の歯科医院にはない治療メニューを増やすことや治療そのものの質を上げること、患者さんが定期的に来院する仕組みづくり、地域において自ら歯科情報を発信し、地元のファンを増やすということです。
医療財源なき日本では、今後の保険診療はレセプト1枚1,000点の時代がやってきます。
それに加え、このところの金属高騰により、保険の補綴は逆ざやになる可能性があることから、保健診療は、その後の自費治療のために必要な標準的治療を考え、自費率50%を目指したいものです。自費率向上を目指すためには、院長の意識改革と研修教育そして、設備投資は必須です。
自費の取り組みを伸ばすためには、保険治療と自費治療後の見た目の違い、使用する材料の耐久性や質感、価格等について保険診療と自費診療の違いを明確に目で訴えることができるような「歯科治療の見える化」が必要です。
それから,待合室のアメニティについても検討が必要です。歯科医院内の空気清浄、お年寄りに喜ばれる脱スリッパによる土足化、雨の日のタオルや傘の貸出し、暑い日の冷たいおしぼりサービスや、ユニットサイドでのブランケットの貸出し、キシリトールやリカルデントガムの試供品の提供、きれいにディスプレーされたデンタル雑貨のご紹介などやるべきことはたくさんあります。
あとは院長次第です。日々の診療に振り回されず、今一度戦略を考え直して、実行するのみです。