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| ターンアラウンド・マネジメント協会日本支部設立総会 |
企業再生(Corporate
renewal)と事業再生(Turnaround Management )業界において、トップクラスのターンアラウンド・マネジメント協会(TMA)の日本支部の設立協会が平成16年4月5日(月)開催されました。
TMAは1988年にアメリカで創立された、企業の事業再生を手掛ける実務家の非営利団体です。国際本部はシカゴにあり、全米各地、ヨーロッパ、オーストラリア、ニュージーランドに33の支部と7,000人弱の事業再生を手掛ける実務家、弁護士、公認会計士、投資家、銀行、ベンチャーキャピタリスト、アプレイザー(鑑定士)、リクイデーター(清算人)、ヘッドハンター、コンサルタント等が所属しています。会員は、国家資格ではないがプロ意識、独立性、専門能力における基準を明記した倫理規定を尊守しています。
TMAの使命は
| (1) |
事業再生の高い実効性の推進 |
| (2) |
必要な能力を高め、専門性向上の機会創設 |
| (3) |
関連した情報や研究交換の場の提供 |
| (4) |
レベルの高い実行性を約束する認知度向上 |
にあります。
我が国では、今年3月期の上場会社の業績回復は著しいものがあります。中堅・中小・零細企業を含めますと経済環境は、依然厳しい状況にあります。政府の行政関与の事業再生委員会が活動を始めていますが経済界で必要とされるごく少数の案件しか処理できず、民間ベースで事業再生がされているのがほとんどです。
日本の場合、債権者の金融機関の推薦を受けた事業再生経営者、アドバイザーが活躍している訳ですが、他の債権者からみて利益相互行為が多く見られ、現に他の債権者から金融機関が訴訟に訴えられる例が出てきました。アメリカは、このような金融機関主導の事業再生経営者、アドバイザーは利害関係人として事業再生に関われることができません。ターンアラウンドマネージャーには、利害関係者からの独立性や徹底した情報開示が求められています。
日本の中堅、中小企業における事業再生は民事再生法などの整備により、今までよりスムーズに再建がはかれるようになりました。包括保証制度(経営者、親族の連帯保証によるかんじがらめ)など、事業再生には未整備な面が多いのです。米国における事業再生は、アマゾンの雨林のように継続的な自然のリサイクルプロセスといえます。生き残れない動物・植物は次に生命を継ぐ役目を負っているのです。いわゆる敗者復活が可能な事業再生が国民経済的にもリスクを小さくできる有効な方法だと思います。
事業再生は、リスクを考慮に入れた結果の極大化を守るため次の方法で行わなければなりません。
| (1) |
財産、債務の状況を迅速に評価します |
| (2) |
まず、出血を止めて考えられる行動計画案を特定します |
| (3) |
各計画案に必要なリソースと伴うリスクを明白にします |
| (4) |
選択された計画案を次々に行動に移し実施します |
(5) |
戦略的な財務的な売却、合併や合意に基く負債資本の再編成をします |
(6) |
更に新規商品、顧客を開拓しながら収益改善を更に押し進め盤石な経営基盤づくりをします |
企業再生は、病気の人間にたとえますと救急処置によって出血を止め基本的治療を施し、手術、投薬をして回復力を高め自然治癒力を高めながらじ完璧な健康体を造っていく過程と同じといえます。
当社も今後、ターンアラウンド・マネジメント協会の仙台支部となり東北の中小企業の事業再生に一役かう心づもりであります。
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