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金融機関によるビジネスローン(無担保、無保証)が大幅に普及しています。バブル経済が崩壊して、銀行の貸出先と貸出件数が大幅に減少している現在、中小企業融資において存在感を増しています。
三井住友銀行(ビジネスセレクトローン)、UFJ銀行(UFJビジネスローン)、みずほ
銀行(みずほアドバンスパートナー)、東京三菱銀行(融活力)や地方銀行もほとんどの銀行が実施しています。
ビジネスローンは、東京都民銀行が「スモールビジネスローン」として1998年11月に
開始したのが初めてですが、三井住友銀行が2002年4月に「ビジネスセレクトローン」を開始したのを契機に大手銀行が相次いでスコアリング方式の融資スキームを導入しました。
三井住友銀行は、中小企業に対して市場調査を実施して銀行借入に対する不満を
商品特性として組み込み、不良債権の発生をグルーピングして許容範囲内の発生であれば、融資担当者の責任を追及しない方式にしたため、都市銀行の中で断一の融資実績を上げています。2005年3月末累計取組額2兆6億円で50%超が新規取引先で、2005年3月現在、残高のある企業4万5千件、融資残高1兆2千億円となっているそうです。
銀行に対する不満 ビジネスセレクトローン
@ 保証人が必要 @ 第三者保証不要
A 担保が必要 A 無担保(3年以内)
B 金利が高い
B 平均貸出金利3%
C 手続が面倒
C 申込書類の明確化
D 会社事情への不理解
D スコアリングモデルの開発と専門
スタッフの配置
E 審査時間が長い
E スピード回答
スコアリング方式(モデル)とは、従来、消費者ローンに利用されていた融資の審
査方式でした。商業ローンには標準化が難しいとされてきましたが、分析の結果、
中小企業の経営者の過去の融資返済実績等の個人情報(オーナーの特徴、信用
履歴、年齢、扶養者数、月収、負債・資産構成、事業年数、過去の返済履歴等)が
、将来の返済可能性を予測する上で大いに参考になることがわかり、急速に普及し
ました。
実際の融資では、@最新の決算書(2年分)A最新決算期の納税証明書(法人税
、消費税)B商業登記簿謄本 C業暦2年以上 D原則として債務超過でないこと
E税金の未納がないことなど必要最低限の提出書類と条件で融資が可能になって
います。
中小企業にとっては、金利が若干高く(スコアリングモデル採用の全銀行の金利
水準は平均で4%台、通常金利より2.5%高い水準)とも本当に助かる融資形態であ
ると思いますし、今後、融資の申込み手続が対面方式からインターネットなどを活用
した非対面方式になることも予想され、審査スピードの早いメガバンクのビジネスロ
ーンは、地方銀行にとっては大変な脅威となることでしょう。
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